メキシコで、ガン専門のクリニック「Hope4Cancer」を運営、医師として活躍する“ドクター・トニー”ことアントニオ・ヒメネス医学博士。
やわらかい物腰の落ち着いたトーンの言葉には、揺るぎない信念が込められています。
今、ガン患者数はすごい勢いで増えているとおっしゃいます。
その要因は様々ですが、環境の悪化、そして「感情」がキーポイントになります。
波動を理解し治療にあたるトニー先生が語る「ガン=プロセス」
その光明は大きな希望の光となって、今日も患者さんを照らし続けています。
医学博士 アントニオ・ヒメネス
『共鳴磁場』2024年7・8月合併号
ガン治癒・治療には、七つの原理がある
私は、西洋医学の資格を持っている医者です。同時にナチュロパス、自然医療の資格も持っています。私達のクリニック「Hope4Cancer」では統合医療を行っており、西洋医学の良い部分や伝統的医学も活用しますが、それ以外でも統合的に見てよいと判断した他の治療も取り入れています。
「Hope4Cancer」は、ガン患者のための希望という意味です。場所はメキシコのティファナにあり2000年開設なので24年経ちました。第二拠点として2015年にカンクーンに開設しました。世界40ヶ国からこのメキシコのセンターに治療を受けに来られています。将来は、日本の患者さんもぜひ来ていただければと願っております。
2020年に出版した書籍『Hope for Cancer』(株式会社ネオアクシア)には、ガン治癒の七つの原理について私の考えを述べています。哲学や思想というものも含まれ、ガン治癒・治療には七つの原理があるのです。ご興味がありましたらご一読ください。
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『ホープフォーキャンサー HOPE for CANCER
がん治癒の7大原則』(日本語翻訳版)
株式会社ネオアクシア/8,250円(税込)
がんは不治の病ではないとしたら。治癒するのに手術も抗がん剤も必要ないとしたら。がん治癒の7大原則を駆使した治療法が、がんそのものだけでなく、がんを引き起こした要因を一掃して病状から回復し、病気にかかりにくい体を作り上げるとしたら…。
副作用のない、がん治癒の7大原則を紹介した必読の書です。
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エネルギー医療、波動療法を主とした治療をしています
私たちのクリニックでの治療の多くがエネルギー医療、波動療法に基づいています。なぜならば、私は全てのものはエネルギーで出来ていると信じているからです。
治療ではサウンドセラピー、音を使った療法というのもしています。がんの細胞に向かって音を照射します。2023年の10月には、アメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局(Food and Drug Administration)の略称で、日本の厚生労働省に似た役割を持つ)では、ガンの治療にサウンドセラピーが認められたということが起きています。
また、フォトセラピーと呼ばれているレーザー光線を使ってガン細胞に照射する治療もしています。アメリカのハーバード大学では、女性のためのフォトセラピー研究所を既に持っています。ここでも光を使ってガンの治療をするということを研究しているセンターです。
私は、病気というのはエネルギー、つまり波動の乱れにより始まると信じています。特に、電気のボルテージ、それと電化。そういったものがすごく重要だと思っています。そのため、細胞の組織に電気を当てるということも重要だと考えています。それによって実際にガンの組織の作用や機能が変化していくことも分かっています。
細胞のエネルギー、電気的なボルテージを改善する
人間の細胞は身体の一番基本となる単位です。生命体の中の1単位、一番基本となるものは細胞です。細胞から組織がつくられ、組織から各臓器という系統になって、より大きい人体を形成してるのです。そのため、一番小さい単位の細胞のエネルギー、電気的なボルテージはとても重要で、そのボルテージを良い状態に向上させることが鍵だと思います。人間のエネルギー場、あるいは人間の生体場、そういったものから治していくのです。
それともう一つ、健康の一番根本的な鍵となるのは水です。人間の身体の70%から75%が水で構成されています。そのため良い水を飲むことを患者さんにお勧めしています。それは、水素水や構造化された水です。なぜならば、水は情報を記憶して運ぶことが出来るからです。水の情報の中には波動、バイブレーションが入っているのです。
治療において重要なのは、良い水を供給するということが欠かせません。何故ならほとんどの人は、水分不足、つまり水が足りない状態になっているのです。細胞の水も足りていないということになります。常に良い水を摂取することは大変重要です。
もう一つは、感情レベルに働きかけるというのも、とても重要な要素になります。何故ならば、多くの人は葛藤とかトラウマなどを抱えているわけです。そこには様々な記憶が付帯しており、思考にはもちろん波動、バイブレーションがあるということです。そのため、患者さんにはなるべくプラス思考になっていただくことはとても重要なのです。特にガンと診断された患者さんは「自分は死ぬかもしれない」と思うわけです。そのような方達の感情に色々な意味で働きかけることが大切になってくるのです。
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2024年4月9日、メキシコより「Hope4Cancer」という癌治療に特化したクリニックを展開されているアントニオ・ヒメネス博士が来社され、波動カウンセリングを体験されました。最新型HADOアストレアMMXXと数霊システムⅢでの波動カウンセリングに大変驚かれて、是非メキシコのクリニックでも導入したいと真剣におっしゃってくださいました。博士は「感情とガンの関係」の研究もされており、感情測定には興味津々のご様子でした。
ガンになった理由を解き明かす
私たちのクリニックには、たくさんの患者さんが集まってきておりますが、彼らは何を期待し来院されるのでしょうか。
世界中から患者さんが来られる理由としては、ガン発症に結び付く様々な要素を見つけていくということを行っているわけですが、従来の医療では腫瘍というものだけにフォーカスしているので、人を観ることを全く忘れているのです。
なぜガンがここまで進行してきたのか、その理由を解明することはとても重要なのです。そこには必ず理由というものがあるはずです。私が持っている信念というのは、ガン=プロセスであるということです。それ故、ガンというのはただの物質で、例えば手術でそれを切除したり抗ガン剤、放射線などを使用すればいいというものではないのです。ガンをプロセスとして見るならば、そこには様々な要素があります。
例えば、毒素と感情。または何らかの感染がないか。あるいは歯科的な要素、口腔中にアマルガム等の金属の詰め物をしていないか。免疫や解毒、全ての要素でガンが発生するという環境を「自ら」が作っているわけです。その為、ガンを作ってしまった理由を解明することはとても大事です。
病気になる仕組みについて
知識を共有することが重要
波動に関わる方たちと私たちには、共通の目的を持っていると思います。それは教育が大事だということです。患者さんの70%の人は、もう色々と試したけど全部駄目だったという人ばかりです。抗ガン剤を始め様々な治療したけれど何をやっても治らなかったので、最後の希望、頼みの綱として来られる人がこれほどにも多い。そこまでひどくならならない早い段階で「病気になる仕組み」について教育や知識を共有することが重要であり、抗ガン剤を使うにしても、統合的なアプローチをしながらであれば、抗ガン剤を取り入れるということも出来わけです。
そのような意味で、私は抗ガン剤や手術、放射線というガン治療を100%否定しているわけではありません。それは明確に伝えたいと思います。私の本の中でも説明しているのですが、必要なときにはそのようなものを併用して治療にあたります。書籍に書かれている2番目の原理ですね。鍵となる原理、そこの部分を理解しながら治療をしていくことが重要だと思っています。
――クリニックでの改善率というか、治癒率というのでしょうか。そのあたりはいかがでしょうか?
「Hope4Cancer」では、実際に調査、リサーチも行っていますし、教育を行っているチームがすでにあります。そのチームの人たちというのは皆、博士号を持つPhDや科学者の方たちで統計を幅広い領域で出しており、ここではその結果をお伝えしたいと思います。
※Doctorof Philosophy (PhD)は、特定の研究テーマについての高度な専門性を有する人々に与えられる博士号。
まず、5年間の生存率ということで調査しました。アメリカのNCI国立ガン研究所のデータと比較したデータがあります。
ここでお伝えする前にはっきりしておかなければいけないことがあります。それは、アメリカのNCIで取った統計というのは、ステージ4のガン患者さんはそこに含まれてないのです。
ステージ1からステージ3の5年の生存率ということなのですが、「Hope4Cancer」では、ほとんどの患者さんはステージ4になっていて、既にガンが転移しているのです。だから原発(最初の)のガン以外のところにも病巣が必ずどこかにあるという、全身のどこかに広がっているという状態で、従来の治療をしても全部駄目だったという方たちのデータであるいうことを覚えておいてください。
「Hope4Cancer」で、既に転移しているステージ4のガン患者さんの5年の生存率というのは35.2%になってます。しかしながらNCIでは5.5%なのです。
乳ガンの患者さんの場合は5年の生存率が49.5%、NCIでは28.1%です。
大腸ガン、直腸ガンとなると両方のガンの方では36.9%、NCIでは15.7%になっています。
他にもたくさんありますが、あと一つぐらいにしておきます。膵臓ガンの方の場合は31.6%、NCIでは3.5%になっております。
私たちミッション、使命とゴール目標というものは、患者さんのQOL(生活の質)がベストになるということ、ガンを治癒させるということです。
――治っていく人と治らない人、その違いや理由について感じることはありますか。
とてもいい質問ですね。例えばここに2人の患者さんがいたとします。その人たちの病状は同じような感じで年齢も同じようだとしても、1人の患者さんは良くなるし1人の患者さんは良くならないという、その明暗があるのです。
もう30年以上も統合的なガン専門の医療を実際に行っていますが、今のご質問に対する答えは、感情面とやはり精神性または霊性、スピリチュアルな側面があるというように思っています。
患者さんが良くならない人の例をあげると、「Hope4Cancer」で治療を受け状況をみて自宅にお帰りになられます。戻った後に、再び非常に有害な人間関係にさらされる。それは夫婦関係であったり親子関係であったり家族との関係など色々とありますが、そういうところにも原因があると思います。
先日、日本に行った際にIHMさんにもお寄りしました。そこで数霊REIWAを購入しました。私は、とても気に入っています。
波動転写メニューには「世界平和」次に「人間関係」が含まれています。その人の人生で、例えば自分が好きでない仕事を仕方なく続けている、そういう思いで生活している人の場合、どうして病気が良くなるのかと逆に思いますよね。
仕事の環境であったり人間関係、色々なエネルギー的なものを変えていく必要があるということなのです。ガンという物質に対して、何か物理的なものに対する治療というのは逆に簡単なのですけれども、それ以外のたくさんの要素があって健康問題が発生するのです。そこがとても重要だということですね。
――本当にその通りですね。波動についてですが、アントニオ先生は来日の際、IHMでHADOアストレアMMXXや数霊システムのデモンストレーションを受けられました。日本における波動というのは多分に東洋的な考え方がかなり含まれてると思うのですが、どんな感想を持たれましたか? またガンの治療に対する有効性等の印象についてはいかがですか。
波動機器の体験をしたのは2024年の4月だったと思うのですが、そこでのセッションで感情面に深く入っていくことが出来るということが分かりました。このテクノロジーを使うことによって非常に深い層まで見ることが出来る。潜在意識など、そのようなところにアクセスし到達出来るのがより早く可能になるということを感じました。
私の次の本の出版が決まっていて、おそらく2025年春~夏頃に出版されると思いますが、内容としては「ガンと感情の関係性」に焦点を当てています。そこに相関関係があるということなのです。
4月にIHMで波動体験セッションを受けたとき、このテクノロジーを使って実際に深いところまでアクセス出来るのを確認しました。人の深層意識にあるような葛藤、そのようなところにもアクセス出来るということが素晴らしいと感じました。出来ればこのようなテクノロジーを、私たちの治療に導入したいと思っています。
実は前回来日したときに、ある女性に出会いました。その方はナースで、英語もスペイン語もとても上手に話せるのです。彼女は日本を離れて中南米に行きたいと思っていました。中南米の文化がとても好きだ、アルゼンチンに住んで住んだこともあるということで、その方が手伝ってくれると期待しています。
今、大変残念なことに、ガンになられる若い患者さんがとても増えているのです。カンクーンのセンターには36人の患者さんが滞在していますが、25歳とか30歳、36歳などの若い人が多いのです。最近は残念ながらそういう傾向にあり、さらに増えていきそうな傾向なのです。そのため、波動テクノロジーも導入したいと考えていますし、波動を研究しているIHMさんと協力し合うというのが重要だと考えております。
――今、若い患者が増えているという話でしたが、例えば年配の人で環境とか人間関係とかの悪影響からガンになってくのは理解出来ますが、もっと若い人、子供や赤ちゃん、小児ガンとかありますが、子供や赤ちゃんはそんなに環境から影響を強く受けてないと思うのですがどう思われますか?
はい、それにはいくつかの要素があると思うのです。一つは感情的なトラウマ。3代に渡って遺伝するという研究もあります。その3代先までの感情的なトラウマが現在にも引継がれていくというのが一つ。
二つ目は、お母さんとかお父さんとかの健康状態が良くはない場合があります。へその緒を通じて子供に引き継がれていくということ。毒素や重金属などの影響、また何か遺伝的な変形する細胞が変質していくような要素を胎児が受け取っているということもあります。
三つ目は、赤ちゃんに与えている食べ物、例えば粉ミルク一つ取ったとしても、牛乳を加工して作られているかもしれませんが、乳牛自体が抗生物質など良くないものを摂取し、その毒素が牛乳に含まれてしまう。赤ちゃんのミルクを作る工程で何か合成されていたり様々な加工処理がされているものを食べさせている。そういった影響も考えられます。
また、波動機器で調べても分かるように電磁波の影響ですね、それも大きいです。電磁波によって様々なバランスを崩してしまう。Wi-Fiや5G、このようなものが影響するということです。子供たちはそういった様々な悪影響を既に受けているし、先ほど言ったように3世代は感情も遺伝するということなので、様々な要素が影響しているのだと思います。
もしガンと診断されたら
私から皆様にお伝えしたいのは、「ガンを診断されるというのは医学的な緊急事態ではない」ということです。ですので救急を要するということは非常に稀なのです。1度ガンと診断されたならば、ぜひ自分自身でリサーチしてください。様々な調査研究を自分なりに行ってみて、どのように対処していったらいいかという事をよく調べていただきたいのです。
ガンと診断されたならば回復するために4つの重要な要素があると思っています。
1つ目はその人の思考形態。2つ目は栄養です。そして3つ目が運動。4つ目が睡眠。この4つの様相を、まずは最初の一歩として見直してみるということで、改善の兆しがみえたり回復の道に向かうということが考えられます。それから治療というものを考えたらいいと思います。
ガンという言葉を聞いたからといって、死の宣告では絶対ないということなのです。何故そのガンになったのかということを、まず自分で理解しなければいけないわけです。そして「回復することが出来るんだ、完治することが出来るんだ」ということを信じて欲しいのです。白衣を着たお医者さんが貴方の余命宣告をする。そう言われたとしても、それを信じてはいけないのです。
最後に2つお伝えしたいことがあります。まずはこのデバイスですね、数霊システム。これを自分で使い始めてくださいということです。
そしてもう1つは、私の本を読んでいただきたいということです。本の中には、ガンの様々な治療方法やコンセプトが書かれているので、ぜひ参考にしていただきたいと思っています。
『共鳴磁場』2024年7・8月合併号
アントニオ・ヒメネス*院長/医学博士(M.D, N.D)HOPE 4 CANCER TREATMENT CENTERS(メキシコ・ティファナ)の創設者兼医療ディレクター。アメリカのテキサス州のダラス大学で生物学と生物化学の学位を取得した後、メキシコのグアダラハラ自治大学医学部を卒業。その後、世界中を飛び回り、代替療法を学ぶ。後に、オアシス病院で医療長を務めた後、2000年にメキシコ・ティフアナにHope for Cancer Centersを設立。ソノフォトダイナミックセラピー、低出力レーザー療法、ウイルス療法、免疫療法、栄養療法など、独自の代替療法を次々と採用しており、安全で効果的かつ非毒性の治療法を研鑽し、その治療法は、多様な手段を備えた代替療法は、ティフアナの中でも突出している。The Truth About CancerのLifetime Achievement Awardを受賞し、世界中の医療大会の専門家として注目されています。著書に『HOPE for CANCER』(英語版・日本語版)他。https://hope4cancer.com