水を研究する科学者 コンスタンティン・コロトコフ博士

「人類の意識場の 物質的基盤としての水」

ロシア・サンクトペテルブルク・情報技術大学・教授


 水は生命の起源において重要な役割を果たしたのみならず、さらに水こそが「意識」というものの起源となっているのではないかと私たちは考えています。「意識」というのは、とても複雑なテーマです。さまざまな書物でさまざまな定義がなされています。
 しかしながら、「意識」を考える上で共通する観念は、脳の特性であるということです。さらに言えば、「意識」とは、あらゆる生物種に共通する性質でもあります。今や多くの研究によって、植物にも意識があると言われてきています。動物、魚などにも意識があることが分かってきています。

 さらに私たちは、集合意識の場というものを考えることが出来ます。私たちの誰もがこの場に貢献していますし、私たちの誰もが、この場から情報を得ることが出来ます。集合意識の場というものによって、インスピレーション、予知、輪廻転生の記憶、ヒーリング、テレパシーなどが創り出されているのではないかと考えられます。

 ここで問題は、「意識の場を担う担体は一体何であろうか?」ということです。言い換えれば、「これらの意識を持つ存在のすべてに共通するものは何であろうか?」ということです。一体何が共通なのでしょうか?
 それは、「組織化された水」ではないでしょうか? 水だけが「記憶」することが出来ます。水は「気づき」、「記憶」、そして「洞察」を持っています。(写真2)これらは互いに密接に関連しています。

 そしてもっとも明確な側面として、意識は人の脳と関連しています。このことに疑問の余地はありません。それでは人の脳の特徴は一体何でしょうか?
 脳は、形態学的にもっとも複雑な、生きた物質です。同時に、脳は生き物の身体の中で最もウエットな臓器の一つです。脳の中の水は、もっとも洗練された形で動的に構造化されています。
 私たちは水の特異的な構造こそが、さまざまな組織が形成される上で、あるいは胎児が発生していく上で、本質的なものであると考えています。そして脳の構造が、脳の中の液体である水に対して特異的な影響を与えます。

 脳内の働きは、fMRI(functional Magnetic Resonance Imagingの略:日本語訳は「磁気共鳴機能画像法」)と呼ばれるもっとも感受性の高い技術を用いることによって、可視化することが出来ます。fMRIの基礎となっているMRI(Magnetic Resonance Imagingの略:日本語訳は「核磁気共鳴画像法」)は、細胞と組織の中の水の状態を直接的に評価するものです。この技術は、レイモンド・ダマディアン博士によって1971年に発明されました。「生きている細胞の中では、水が構造化されている」と考えるギルバート・リン博士のアイデアに基づいて開発された技術でした。

 ダマディアン博士は、「正常な細胞の中の水は、癌細胞の中の水よりも、ずっと秩序化されている」と考えています。確かに、正常な細胞からの信号を調べると、水はより大きな制限を受けていることが分かりますし、その一方で、癌細胞からの信号を調べると、水はより混沌としていることが分かります。
 こうした考え方は、ポラック博士の「第四の水の相」の概念ととてもよく似ています。ポラック博士もまた、健康ではない細胞においては、水の組織化の程度は、より低くなっていると考えています。

 さて、脳は果たして、水などの物質に対して影響を与えることが出来るでしょうか?
 私たち自身が開発したGDVの技術を用いて、水の研究を行うことが出来ます。「人間の意識の影響下で、水の特性を変化させることができる」というのが、私たちが提案している仮説です。実際、これらの変化は定量的に評価することが出来ます。
 これは5分間の間の水のダイナミックな反応です。水が安定していれば、シグナルもとても安定しています。

 ここで、私たちは水に意図を送ってみました。日本から、あるいはドイツから、あるいは米国からです。 こちらが、意図を送った場合の水の様子です。これを見て分かるように、水は確かに遠隔で送られた意図に反応します。

 ターレスという哲学者によれば、「水は万物の根源である」と言われています。そしてまた「すべては水から創られる。そしてすべては水に戻る」と言われています。
 ターレスの2500年後に、私たちは科学的に証明し始めています。水は水素に続いて、この宇宙で二番目に量の多い物質である、ということが分かっています。これは惑星についての話ではなくて、宇宙全体においての話です。

 私たちの惑星系はウエットです。さまざまな形態の水が、事実上すべての惑星で発見されています。そして私たちの惑星・地球を考えてみた時、地中に存在する水の量は、海の水の数倍にも達すると考えられます。
 ここで私は結論に入りたいと思います。

意識は普遍的に存在します。    ⇔水も普遍的に存在します。
意識は情報を受け取り記憶します。 ⇔水も情報を受け取り記憶します。
意識は量子場理論で記述されます。 ⇔水は量子場理論で記述されます。
意識には様々な状態があります。  ⇔水には様々な状態があります。

 これらの対応関係から、水こそが意識を運ぶ担体ではないかと私たちは考えています。

*水は、人間の意識に反応します。
*水は、情報を一人の人間から別の人間に運びます。
*水は、集合意識の担体となっている可能性があります。

 水こそが、あらゆる意識の顕現において、鍵となる役割を果たしているのではないでしょうか。

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