足りないものは運動エネルギー。
あらゆる生命は、渦を巻いている。
江本会長を慕い、波動と水を学びたくIHMに入社。
そして昨年、ポラック博士の研究に衝撃を受け、「第四の水の相」が豊富な水を作りたくて、
『I.H.M. WORLD』の編集をしながら日夜奮闘。
そしてついに「自然界の浄活水のプロセスを完全に再現した」4thウォーターが完成。
何故今さら、浄水器なのか?
そこには、何か目新しい機能はあるのか?
その誕生秘話、メカニズムに迫ります。
『I.H.M. WORLD』編集長、現在は『共鳴磁場』編集長 望月孝彦
普段、水は飲みません。味のない飲み物は嫌いです
最初聞いたとき「えっ?」っと思いました。水は生きていく上で欠かせません。でも、その水が嫌いだなんて、一体全体、何を言っているのだろうと思いました。
それは、4thウォーターの開発もいよいよ最終段階になってきた頃。ボルテックス発生器UZUを製作している町工場に、4thウォーターの試作品を持ち込み打ち合わせの最中に、社長が「だいたいのところは判ったから、とりあえずその水を飲んでみよう」とおっしゃいました。私は奥にある台所に行き、浄水器を取り付けようとしましたが、部品が足りません。後に、これは私の早とちりと分かるのですが、その時あせった私は、「近くのホームセンターで取り付け部品を買ってきます。場所は何処ですか?」と聞くと、「ちょっと離れているから、君(事務の女性)一緒に行って案内して」と言い、車で一緒に買い物に出掛けました。見出しのセリフは、その車中で聞いた言葉でした。
「水が嫌いって…、でも何かしら水は飲んでますよね」と聞くと、本当に飲んでいないようです。
「私、子供の時から味のしない飲み物が苦手で、ジュースばかり飲んでいました。大人になってからはコーヒーやスポーツドリンク、その他は食事で水分を摂っています」ということです。大変驚きました。水を飲まないばかりか、嫌い、苦手という人に出会ったのは初めてでした。
ホームセンターの行き帰りの車中で「あなた、うちの会社にどんな用件で来たの?」と気さくに話しかけてくれ、私も「ちょっと変わった仕事をしてるんだけど…」と、波動や水の話を、判りやすく素直に話しました。一般の人に波動の話をすると、大抵の場合、「へえ~、そうなんだ~」と距離を置かれることが多いので、これからも良い関係を築いていきたい大切な会社の方だけに話すのも憚られたのですが、この時は何故か話してしまいました。
リアクションはというと、「うちも水を特殊な状態にする装置を作っているし、何となく判るかも…」と理解をしてくれました。
ああ良かった、ドン引きされなくて…、と正直思いました。「じゃあ、戻ったら私の持ってきた浄水器の水を飲んでくれる?」との問いかけに、「気が進まないけれど、少しだけなら…」と渋々承諾をしてくれました。私は不安と期待で胸が一杯になりました。
今思い返せば、取り付け部品があったにも関わらず、私の早とちりから2人でホームセンターに向かうその機会は、もしかしたらこの事務の女性と話すためだったのかもしれません。
私、この水だったら飲める
工場に戻り、いそいそと奥のキッチンで浄水器を取り付けました。無事に水も出て「お待たせしました」とコップに汲み、社長さんや事務員さん、職人さんに渡しました。どうなんだろう…? 私は、正直怖かったです。自分で作った浄水器ですから、我が子のような存在です。贔屓目無しにも美味しいとは感じていましたが、人が何と言うか。美味しい基準も人それぞれですから…。
「私、この水だったら飲める。とても美味しいと思います」と、水が嫌いといっていた事務の女性が、開口一番、笑顔でそう言いました。「本当ですか? 無理に飲まなくても、お世辞を言わなくてもいいんですよ」と返すと、「いいえ、このお水は本当に美味しい。毎日飲みたいです」とおっしゃってくださいました。これには、身体が震えるくらい嬉しかったです。
では、他の人はどう感じたんだろうか…。隣で飲んでいた社長は私を見るなり一言「美味い」。
またまた~、と返すと、「いいかい、俺たちは水を加工する装置を開発し造っているんだよ。水に関しちゃ、ちょっとうるさいぜ。水にこだわっている俺が美味しいというんだ、本当だよ」と真顔で言うのです。そして、事務の女性に「おい、この浄水器4thウォーターの水をお客さんに出そう。そこのミネラルウォーターの契約は止めていいから。目立つように水道ホースを引っ張ってきてテーブルの上に置こう!」ともおっしゃってくださいました。「ああ、良かった。この感じは私だけじゃなかったんだ」と思いました。
そして社長は、「この町に世話になっている人がレストランをやっている。9店舗全部にプレゼントしよう。お前は浄水器を持ってこい、もちろん買うから。俺たちの作ったボルテックス発生器UZUを取り付けて持って行こう!」とまで、おっしゃってくださいました。本当に、作ってよかった、喜んでくれて良かったと心から思った出来事でした。
水辺で遊ぶのが好きだった子供時代
私は、静岡県静岡市の生まれで、安倍川と大浜海岸が子供でも歩いていける所で暮らし、小学生時代を過ごしました。親は電気工事店を営んでおり、簡単な作業を手伝わされたり、色々な現場に連れてってもらったりもしました。
父親は釣りが好きで、安倍川にアユ釣りや大浜海岸に投げ釣りに出掛ける度に、弟と一緒についていき、釣った魚は母が夕飯のおかずにしてくれました。夏になると、その大浜海岸で泳ぐのですが、ここは急深で危険なため遊泳禁止です。PTAの見回りも頻繁でしたが、私は波に飲み込まれ、グルグルにかき回され前後不覚になるのが楽しくて、拡声器での注意をよそにずっと繰り返していました。
後ろには安全な大浜プールがありましたが、何故だか波のある海、しかもこれ以上前に行ったら危険かも…、という所で水と戯れるのがとても面白く、また大きな生命力を海から感じた小学生時代でした。
水のない都会に来て…
中学一年の冬に、親が「3学期から東京に引っ越すから」と唐突に、正月明けに中野区に引っ越しました。新学期になり、新しい中学校に行ってみたら、校庭はコンクリート、トラックは一周100m。新しい友人達との遊び場はゲームセンター。目新しく最初は面白かったのですが、次第に海や川が恋しくなってきました。それで、書店で月刊『つり人』などを買ってきては、釣りに行きたいな~と夢想していました。
その本で「ヤング渓流クラブ部員募集中、僕たちは新宿区の中学生です」というのを見つけ、すぐに電話をしました。意気投合して入会し、青梅や大月の渓流に日帰りや一泊で、顧問の大人たちと一緒に釣りに出掛けました。
私は、川釣りは海に近い下流でしかしたことがなかったので、川の上流、流れの早い渓流釣りが面白く、あまり釣れない時は、流れを見るだけでも充実し、その早い流れの中を静止し人の気配に気付くやいなや、あっという間に上流に消えていくヤマメの姿を見て凄いな~と一人感心していました。
水のある会社との出会い
1997年に、IHMに入社しました。私には水が合ったようで、他の先輩社員とも仲良くさせて頂き、毎日が新鮮で「波動」という不思議な世界が楽しく、家に帰るのがもったい無くて、毎日のようにこっそりと、会社に泊まって遅くまで、あれこれしていました。
江本会長の毎日のように閃くアイディアの数々に圧倒されました。そしてそれを受け止める先輩社員。奇跡のような改善事例を築く神業の波動オペレーターたち。
美大生でアルバイトだった佐藤誠哉君が観察・撮影する神がかりのような神秘的な水の結晶たち。
IHMには、中学校の時に渇望した「水の世界」が違った形ではありましたが、溢れるばかりにある場所だったのです。
ポラック博士の衝撃的な研究
読者の皆様は、『I.H.M. WORLD』誌の根本代表のレポートをお読みになり十分にご存じだと思いますが、江本会長亡き後、一番の衝撃がポラック博士の「第四の水の相」でした。水は、固体・液体・気体しかないと教わってきたので、博士の研究には、本当に驚きました。2016年4月に開催された博士の講演会の興奮も冷めやらぬ夏に、ふと「第四の水の相」の水を飲んでみたいな、と思いました。飲料水としてのそれは未だ無いので不可能なのですが、であればそれに近い水を飲んでみたいと、その時はただ漠然と思っていました。
それは、2017年明けてしばらくして、練馬のIHMドルフィンの吉野内先生のオフィスでの雑談で話したことがきっかけでした。
私の話す浄水器のアイディアに、吉野内さんは最初「またモッチー、しょうもない事を考えて…」という態度でしたが、次第に前のめりになってきて、話し終わると「それ、直ぐに進めろ」と言われました。それで「ああ、この考え方は正しかったんだな」と感じました。
それで、折角作るのだったら、考えられる限りのアイディアを詰め込もうと思いました。人を驚かすことが大好きな江本会長のように…。そして、いたずらに水をいじらず素直に、水の本来の姿、快活で縦横無尽に動き回っていた渓流にも似た姿を取り戻したいと願い、考えに考えました。そして、数々の奇跡のような出会いや閃き、夢のお告げがあり、4thウォーターが完成しました。
渦巻くパワー、4thウォーターのメカニズム
私のこれまでの水との関わりから得た結論は、水道水に足りないのは“運動エネルギー”。水に「いのち」を与える力です。
では、実際の私たちが毎日飲む水はどうなっているのでしょうか? 地下より湧き出た水は、川で堰き止められ、あるいはダムで集められ取水されます。そして薬品処理されて、水道管を経由して家庭にやってきます。もう水は水でも、「ところてん」のように管から押し出されて来た水に姿を変えてしまいました。
もちろん日本の水は、諸外国に比べ、はるかに安全で清潔なのですが、大人しく無表情、無感動で喜びや動きのない、いや“運動エネルギーを失った水”に変わってしまっているのです。
自然界の浄水・活水のプロセスは次のようになります。
1st 海や平野から蒸発した水蒸気は雨となり、地上に降り注ぎます。
2nd それが地面に浸透し、ろ過されます。
3rd 地中にある岩石等で磨かれ、イオン化し、ミネラル類を取り込みます。
4th そして地上に湧き上がり川や泉に流れ出し、滝や落ち込みなどで時に激しく渦巻きながら流れていきます。その水は、活力、運動エネルギーに満ちています。
ハイキングをしていて、「この水は飲めます」と、案内のある湧水の美味しさといったら本当に格別です。味以上にエネルギーに満ちた感じがするのは、きっと私だけでは無いはずです。何かしらの、特別な力を感じているのではないかと思います。それは4つ目のプロセスである“渦巻く状態”が、水に快活な運動エネルギーを与えているからです。
ボルテックス発生器UZUの特殊な形状が、水を渦巻状に激しく回転させ、水素結合を切断し、物理的にマイクロクラスターにします。その時に発生したマイクロファインバブルは、生体電気場、生体磁気場を作り出し、水に「渓流の姿、フレッシュで躍動する時」を再現させ、生命を授け、エネルギーを生み出します。生命現象は全て渦巻いているのです。
5種類のセラミックは、医王石、遠赤外線、マイナスイオン、ゼオライト、シリカ(ケイ素)、そして天然サンゴです。セラミックが水に遠赤外線を放射し、第四の水の相を厚くします。その水に滝のような衝撃と渦回転を与え、発生した小さな気泡の周りに、「第四の水の相」を新たに構成させます。
4thウォーターは、この理由により「波動情報が記憶されやすく伝わりやすい水」になっていると思います。「(水道水ベースの水として)波動転写や波動水の希釈用として最適」ではないかと考えています。
私は4thウォーターを飲む時に、コップを両手で包み愛感謝を伝えてから飲むようにしています。すると、不思議と飲料後の感覚が全然違ってきます!
回転エネルギーの方向
右回転はエネルギーが入いる(陽)、左回転はエネルギーが出る(陰)とよく言われます。しかしながら私は、その考え方の他にもう一つの考え方があると思っており、それを重視しています。それは「求心力」か「遠心力」かということです。言い換えれば、「内向きの回転」か「外向きの回転」であるかということです。
水の魔術師、ヴィクトル・シャウベルガーの書籍には右左で無く、内外について記述されています。
外向きの回転は、「軸性→放射性」であり、遠心性・拡散・機械的な特性を持ち騒々しい。逆に、内向きの回転は、「放射性→軸性」求心性・集中・自然の特性を持ち静かです。
川の右カーブでは右回転の渦・エネルギーが発生して、左カーブでは左回転の渦・エネルギーが発生しています。私は昔、渓流釣りをよくしましたが、川ではカーブの向きに関係なく魚も虫もいたし、どちらも良く釣れました。
炎に包まれた赤い巨人
製作も最終段階のある夜、不思議な夢を見ました。
見上げるような真っ赤な巨人が炎に包まれながら私を見下ろしていました。
「お前は今、良い物を作ろうとしているな。人の力を当てにせず全て一人でやって見ろ。それが出来たら、必ず多くの人が受け入れてくれる」と優しく語り掛けてくれました。
他にも、不思議な事は起こりました。ボルテックス発生器UZUを開発し製作している会社は“海”を連想させる社名です。二回目の打ち合わせに出向く前日に、私は渋谷区笹塚にいました。4月号の取材で訪れた笹塚歯科で木村一相先生から、ルネ・カントンの不思議な海水“キントン水”について話を聞き、何とその“キントン水”を先生の「一度体験してもらいましょう」の予期せぬ一言で、取材メンバー全員が静脈注射をすることになりました。
私はその時、震えました。注射が怖かったからではありません。翌日に、海を連想させる社名の会社に行くからです。そう、“海水”なのです。
その日はあいにく午後から小雨が降りました。5時くらいに自宅に帰り、ふとベランダの外を見ると大きな虹が掛かっていました。それもダブルレインボーです。それを見て、これで出来た、ついに完成したと思いました。
今まで使っていた自宅の浄水器を4thウォーターに取り替えてみたら、娘は3口で分けて飲んでいたコップ一杯の水を一息で飲めるようになりました。「父ちゃん、この水美味しいね。飲みやすいよ」その一言で、これまでの苦労が吹っ飛びました。
願わくば、4thウォーターが飲まれた方に幸せと喜びを与える「ハッピー・スマイルウォーター」になってくれたらと、心から願っています。